2020年4月の毎週日曜日よる10時30分から放送される『美食探偵明智五郎』は、東京タラレバ娘や偽装不倫でおなじみの漫画家・東村アキコさん初の探偵漫画。
集英社の『ココハナ』で掲載中の同名漫画が原作となっています。
第3巻では、明智五郎の大切な友人が被害者となる悲しい事件が起こりました。
今回は、所在が不昧だったマリアの現在と小林苺の友人の事件に迫る美食探偵明智五郎4巻のネタバレ＆感想を紹介しています。
【美食探偵明智五郎】原作4巻ネタバレ感想！マリアは海外逃亡中？
第3巻のネタバレ記事はこちら！
家では魚料理しか食べないのに、若い女性宅でさまざまな種類の昼食を食べていたことに激怒し自分の夫の生命を奪ったマグダラのマリア。
事件後は熱海に逃走し、海に突き出た崖から飛び降りたのを最後に消息は不明のまま…。
海からマリアが発見されたという一方は入らないまま月日が過ぎていきました。
そんなある日、1通の絵葉書が明智五郎の探偵事務所に届きます。
明智五郎の前に姿こそ表しませんが、自分の存在をアピールするかのようにマリアが演出した事件が起こります。
マグダラのマリアを生み出してしまった事に責任を感じている明智五郎はマリアをさがしていました。
そんなマリアの姿が日本を飛びだしたフランスのニースにありました。
なんと海外に逃亡しているのです！
地中海を眺めれることができる素敵なホテルに滞在するマリアは、日本から出張で訪れていた男性に声を掛けられました。
マリアよりも年下の男性はルックスもよく日本橋にある総合商社に勤務し、アパレル系のトレーディングを担当しています。
ここ何年かは海外を飛び回る生活を送っているため、日本人をみかけると嬉しくなりマリアに声を掛けてきたのでした。
ホテルのレストランの名物料理『ニース風サラダ』を話題にしてマリアをディナーに誘います。
2人が待ち合わせをしたのは、地中海を見渡せるテラス席が用意された素敵なレストラン。
少し早く到着していた男性の前に現れたマリアはドレスアップしており、大人の女性ならではの色気も漂っています。
用意されたロゼワイン片手におしゃべりとお料理に舌鼓を打ちながら楽しいひとときを過ごしていました。
楽しい時を過ごすとどうしてもお酒の量が増えるもの(^^)
その気持も分かりますが、この日2人飲んだワインの量はロゼワインと白ワインを2本＋赤のグラスワインも1杯づつ。
イケメンと日本語でのおしゃべり出来たのが楽しかったのでしょう。
マリアは少々飲みすぎてしまいました。
男性はよろめくマリアを優しく抱きとめると、2人は同じ部屋に消えていきました。
独身だと言っていた男性でしたが、左手薬指には指輪の跡が残っています。
計画的な浮気ですね^^;
既婚者だという事実を内緒にしていた悪い子にはマリアからおしおきが待っています。
そうとは知らずに、日本に帰ってからも関係を続けたいと調子に乗る男性は自分の寿命が刻一刻と短くなっていることに気が付きません。
ルームサービスで運ばれてきたサラダにマリアが混ぜたのはスイセンの葉でした。
スイセンノ葉には誤食によって中枢神経麻痺や呼吸不整などを引き起こし、最悪の場合は命を失う植物毒が含まれています。
マリアのおしおきによりまた一人の命が奪われてしまいました。
しかも今回は明智五郎の探偵業務が及ばない海外でのことです。
マリアが犯した事件の原因を突き止めることは、おそらく困難でしょうね^^;
【美食探偵明智五郎】原作4巻ネタバレ感想！ボディーガードに転職？
舞台はフランス・ニースから日本に戻ってきました。
今回マリアに導かれ犯行を犯してしまうのは、『爆音エンジェルズ』という秋葉原の地下アイドルグループに所属する女性。
メンバーのココちゃんは、バイト先に訪れたファンの一人に声をかけてしまったことが原因で、ファンの一人が勘違いしてしまい暴走気味です。
男は、ココちゃんが自分だけの存在だと勘違いしているので、SNSへの書き込みも返事を期待するような投稿ばかりしています。
ある日手渡されたプレゼントに同封されていた手紙には、まるで彼氏のような内容が書かれていました。
妄想と暴走がミックスされた男の存在を危険視した爆音エンジェルズのメンバーたちは、ココちゃんに男性の付き添いを提案します。
しかし、アイドルとして活動している限り男性との2ショット姿をファンに見せるわけにはいきません。
応援してくれる人たちのことを悲しませるような事になるからです。
もちろん、ストーカー被害にあっている時は警察に相談するのが最善の方法なのでしょう。
しかしそれが出来ない事情も抱えていました。
爆音エンジェルズの中にはアイドル活動を親に内緒で行っているメンバーや、半ば家出して上京しているメンバーもおり、警察に相談することはためらわれます。
そんな時、もう自分たちの手に負えないぐらい決定的な事件が起こります。
命の危険を感じた爆音エンジェルズのメンバーは、美食探偵明智五郎にボディーガードになってほしいと依頼するのです。
しかも報酬は出世払いという実質『タダ』のお金にならない仕事^^;
報酬条件も良いものとは言えず、若い女性にあまり興味がない明智五郎は断ろうとするのですが小林苺が半ば強引に依頼を引き受けてしまいます。
今回ストーカー被害にあっているココちゃんは明智五郎の助手・小林苺の高校時代の同級生だったんです。
しかし小林苺が仕事を引き受けたことが、ココちゃんとマグダラのマリアを引き合わせてしまう結果に！
落ち込むメンバーを何とか元気づけようと、明智五郎の事務所で得意の料理でもてなす小林苺。
事務所の壁にはマグダラのマリアから送られてきた絵葉書が飾られています。
ヨーロッパの絵や天使が好きなココちゃんは、引き寄せられるように絵葉書に興味をもちます。
そして、手にとった絵葉書にマグダラのマリアの名前を発見してしまいます。
マグダラのマリアの名前に興味をもったココちゃんは、相手がどんな女性なのかも知らずに連絡を取ってしまうのです。
ここまでくれば、もうマグダラのマリアのペースです。
今回、マグダラのマリアはどの様な演出方法で人の命を奪うのでしょうか？
https://marumi23.com/bishoku-comics
【美食探偵明智五郎】原作4巻ネタバレ感想！マリア演出の犯罪が失敗？
一度依頼を引き受けたからには放棄せず、爆音エンジェルズのボディーガードを行うまじめな明智五郎（笑）
地下アイドルのライブ会場であろうと服装を変えるなんてことはしません。
いつも通り、赤色のスーツにタイネクタイ姿です。
ライブ会場で赤いスーツは浮いた服装ですが、赤はココちゃんのメンバーカラー。
熱狂的なココちゃん推しと勘違いしたのか、根本が伸びた金髪にシルバーの十字架のネックレス、黒ぶちメガネを掛けた男が声を掛けて来ました。
この外見はココちゃんをストーキングしている男と合致しているとすぐにピンときた明智五郎。
しばらくトークを続けますが、最後に無断でパシャリと画像を撮影されました。
男のエスカレートした行為に命の危険を感じた爆音エンジェルズのメンバーは明智五郎の事務所に泊まり込んでいます。
小林苺が作った料理に舌鼓をうちながら、若い女性に囲まれて食事を楽しむ明智五郎の様子を別のビルから眺めている人の影がありました。
フランス・ニースから帰国したばかりのマグダラのマリアだけでなく、1巻で登場した『林檎』2巻で登場した『シェフ』の姿もあります。
そして最後の一人は思いもよらぬ人物！！
3巻事件の犯人で、明智五郎が目を話した一瞬のすきに姿を消した『れいぞう子』です。
そしてもうすぐ、マリアのメンバーに仲間入りするのが爆音エンジェルズのココちゃんです。
この時もうすでにココちゃんは犯罪に手を染めていました。
ストーカー男が公園で倒れ、病院に緊急搬送されいたのです。
意識不明の重体ですが意識も回復し、命の危険はなさそうです。
今まで演出してきた犯罪はどれも完璧なものばかりだったのに、今回の犯行は失敗したのでしょうか？
マリアが演出する犯罪らしくありませんね^^;
この不思議な事件の結末は5巻に続きます。
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